水中バックホウとは陸上の多くの整地・掘削作業に用いるバックホウをベースマシンとして、水中環境で稼動出来るように改造した機械です。水中バックホウは様々な所で紹介されていますが、当社は自社で開発、改造から、施工までを一貫して行っております。それに併せて多数の水中用アタッチメントも開発し、様々な作業に対応できる体制を整えています。
陸上機と水中バックホウとの一番の大きな違いは、ディーゼルエンジンの代わりに水中モーター(AC440V)で動力源となる油圧ポンプを動かし、水中で動く事を可能にした事です。(その他の機械構造も水中で使用できる耐圧構造等に改造しています。)
水中バックホウの操縦はダイバーが直接水中で行い、電源の「入・切」やケーブルの繰り出し巻取りなどは船上(陸上)に配置した支援員が行います。
現在、水中バックホウの機械耐水深は、-50mまで施工可能で、ダイバーの目視確認により陸上バックホウと同等の精度で施工を行う事が出来ます。
ICT技術を用いた無人化施工により、安全性と作業効率の向上を図ることができます。
主な作業として、
●港湾工事の水中均し作業
●海底ケーブルなどのトレンチ掘削
●水中小規模浚渫
●水中構造物の破砕
●陸上バックホウと同等の様々なアタッチメントが装着可能
●ICT技術を用いた無人化施工
●既設構造物周辺の掘削
●ピンポイントの掘削
●船舶が進入できない海域
●現地盤の変形を最小限に抑制
●設計ルート上に精度よく敷設
●砕波帯から沖合まで連続施工
●砕波帯のケーブル埋設
●0~-15mまで連続埋設
●アタッチメントのエジェクタを用いてブロックを露出する
爆発物がある場合や潮流が速い等の困難な場合に水中バックホウは力を発揮します。